前回は、人生が上手くいかない時は体の声を聞くと良いということをお話ししました。
(まだお読みでない方はこちらを先にどうぞ)
ただ、人生が行き詰まる程に自分の感覚を無視して思考ばかりで生きてきた人にとって、急に体の声を聞くというのは難しいところがあると思います。
そもそも「体の声って何？」って思われる方もいらっしゃるでしょう。
そういう方たちに特にオススメしたいのがヨガなんです。
ヨガには色んなポーズがあり、それぞれに意味や効果がありますが、どんなポーズでも共通するのは「感じること」「意識すること」です。
色んなポーズをやってみると、体の
どこが痛いか
どこが硬いか
どこに違和感があるか
どこが気持ちいいか
などを感じやすいですよね。
さらに同じポーズを続けると感覚の変化もわかりやすくなります。
最初は痛かったけど、楽になってきたな。
逆に、最初は楽だったけど、辛くなってきたな。
最初は足が痛かったのに、腰の方が痛くなってきたぞ。
こんな風にわかりやすいところから感じて、意識してを繰り返す、この行為こそ、外側ばかりに向いていた意識のベクトルを自分の中に向け、自分の体の声を聞くことの最初の一歩なのです。
そしてこれが体が硬い人の方がヨガに向いているという理由でもあります。
体の柔軟性を高めるのがヨガだと思われている方がたくさんいるかと思います。
もちろんそれも大事ですが、私は一番大事なのは感じて意識することだと思っています。
最初から体が柔らかいと痛いとか気持ちいいとかが少なくなるし、ポーズの意味もわかりにくいので、ヨガではハンデになるかなと思います。
なので体が硬いからと言ってヨガを敬遠しないでください。
むしろ硬いからこそのヨガです。
感じて意識してを繰り返してていくと、だんだんと細かい感覚、細かい変化まで感じることができるようなります。
体の声を聞けるようになると、次第に心の声も聞けるようになるし、さらにはヨガをやってない時でも、常に自分の感覚を意識して生活できるようになります。
そうすると自分が自分を生きている感覚がしっかりしてくるので、自分の人生を自分の元に取り戻すことに繋がっていくのです。
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